TOSHIBA (KIOXIA) XG6 1TB NVMe SSD レビュー(?)
この度、下記の事情によりebayからTOSHIBA MEMORYもといKIOXIAのNVMe SSDである、XG6を購入したので、レビューをしようと思う。
自宅のDL380 Gen10には、標準添付のプライマリーライザーに2つのM.2スロットが付いており、現状はWD BlueのSATA 500GBのみを刺して使っている。
しかし、そのディスクはESXiのOS用ディスクとして使用済みであり、またフロントベイにある8つのSAS 15K HDDはRAID6を構成してファイルサーバーのディスクとして使用している。
Nutanixをはじめ、様々なハイパーバイザーを試したいとずっと思っていたのだが、物理的なディスクが足りない。
ESXiはすでに環境が構築済みであり、これを消すこともまた躊躇われる。
よって、高速かつ大容量なNVMe SSDを購入したいと思い、ebayやneweggをはじめ各サイトを徘徊し、よさそうなものを調べた。
これまで私はSamsungのSSDを主に使っており、現在自作機には960EVO、THINKPADには970EVO Plusが刺さっている。そのため少し別のメーカーのものを使いたいとずっと思っていた。
したがってSamsungはまず除外し、WD、TOSHIBA(KIOXIA)、可能性は薄いだろうがMicronも一応候補に入れ、海外サイトを漁った。
パフォーマンスだけを追求するならそれこそ970EVO Plusでも買えばいいので、今回は性能至上主義ではなく、コストパフォーマンスや使ってみたいかどうかを判断基準にし、選定を行った。
その結果、1TBのものではこのXG6が最安レベルに安く、性能も悪くなさそうだ。TOSHIBAのSSDはOEMでのみ流通しており、メーカー製PCからの抜き取り品以外、基本的に入手することはできない。希少性、コスパ、好奇心によりXG6を買うこととなった。
ebayで「XG6 -512GB -256GB」と検索ボックスに入力し、数日間売れ行きや価格の傾向を見る。わざわざ512GBと256GBを明示的に除外するのは、1つの商品ページにプルダウンメニューがあり、複数の容量を選べる場合があるからだ。1TBのものだけを見たいのに、関係ないものまで表示されては邪魔だ。それに、プルダウンメニューがある出品は、たいてい割高なことが多い。
数日間と言ったものの、結果的に約1か月ほど傾向を見ていた。とある日、これまでの傾向から大きく外れ、かなり安い出品があったため、勢いで購入。
参考までに、ebayに出品されているXG6は、おおよそ商品価格が130ドル前後で、そこに追加で送料が20ドルほどかかるものが多い。
まあ1TBのNVMe SSDが150ドルという時点で、国内に流通している同容量のものより割安なのだが、今回はさらにお得に購入できた。
発送通知が届き、追跡サイトを眺めながら到着を待つ。ところでebayのGlobal Shipping Programだが、10回ほど利用した結果、個人的にはあまり好きではないという結論に至った。まあこの話はまた今度にでもするとしよう...
2週間ほどしてようやく品物が届いた。長い。これだからGlobal Shipping Programは...
製造日は2019/8/19。4か月程度なら消耗度もたかが知れているし、DRAMキャッシュもSamsungチップであり(ネットで画像検索をするとほぼNanyaのチップが載った画像しか出てこない)、どうやら当たり品を引いたようだ。
秋葉原でヒートシンクを買い、自作機に載せ、無事に認識された。
やはり使用時間も書き込み量も少なく、コンディションはよさそうだ。
さて、おまちかねのベンチマークを適当に回していく。
特段性能が高いわけではないが、価格を考えれば十分すぎるほどだ。
最後に、連続書き込み時の性能低下を見る。
ディスク全体が954GiBのため、おそらくディスク容量に対し10%ほどのSLCキャッシュが設定されているものと思われる。
さて、レビューと言えるのかはわからないが、おおよそ書くべきことは書いた...つもりだ。絶対的にいい買い物だったかと言われれば微妙だが、今後サーバーで使っていき、このSSDがどのようなExperienceをもたらしてくれるのか、とても楽しみだ。